描かせていただきありがとうございました！

・バトゥーバさん（羽鳥鉱夜さん宅）/ジナフ
レジスタンス仲間。バトゥさんはホロとはほぼ入れ替わりで騎士団に入っている。
そこまで気にかけるでも仲間意識が高いわけでもないけれど、そこそこの付き合いがある。
ホロはレジスタンスとバトゥさんの連絡係で、個人的な報告もお願いしているようだ。
「よおジナフ。今回の報告書はそいつ？」

・テキーラさん（羽鳥鉱夜さん宅）/テキーラ
騎士に潜入していた時の部下。面倒を見るうちに楽しくなって気に入ってしまったらしい。
最終的には可愛いなぁいつか本気で殺し合ってみたいなぁという欲が暴走し、
彼の親友を彼の目の前で殺すという最悪の身バレをかまして騎士団から姿を消した。
テキーラさんが戦場に出ると高確率で現れ、思い切り痛めつけて愛おしんで去っていく。変態。
「あぁ、相変わらずテキーラは可愛いな。でもまだ弱い。全然足りねえよ、なぁ？（蹴りながら」

 
「ここまでだ。それじゃあね、ルー君」
　そう言って、シュアラスターは笑った。少しも息が乱れていない彼とは対照的に、肩で息をし始めているルミエールは一つ頷く。
「ちゃんと俺が言ったことを守るんだよ？」
　こくり。再び了承の意を示した頭を軽く撫でて、天才科学者は足を止めた。共に走っていたマリーアンナもまた立ち止まり、兄妹のように育った兄を見上げる。
「ここまでご苦労さま。でも、もういいよ。君はやっぱりどうしようもない出来そこないだし、要らないから。」
　朗らかに高らかに告げられる。風が強い。けれどシュアラスターの声はその音にかき消されることはない。ルミエールを通り越し、背後に迫る追手に届いた言葉は、あと一つ。
「バイバイ」
　言葉と共に二つの影が走りだす。忠実に兄との約束を果たす末弟は、ただその背中を見送り続けた。
 
 
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「ここまでだ。それじゃあね、ルー君」
　いつ言われるか、と思っていた。いつもと同じ声。こっちを振り返った顔はやっぱりいつもと同じ表情。ごめんなさい。俺は足手まといだ。既に息が上がっている俺が全力で走り続けられるのは精々あと三十分。そうでなくても、こうなった以上どこかで追手を振り払わなければならない。あの人数と戦ったってシュア兄が負けるわけはないけれど、マリーアンナはともかく俺を守りながらではちょっと厳しい。大切にしてくれようとしているのに、ついて行けないのは俺が弱いせい、それ以外に理由はない。
『余計な怪我をさせるわけにはいかないからね』
　36時間も経っていない真新しい記憶から聞こえた言葉と今の言葉に頷くと、シュア兄はもう一度口を開いた。
「ちゃんと俺が言ったことを守るんだよ？」
　何も知らない。
　見捨てられた。
　裏切りではなく、すべてはシュア兄のため。
　俺は『俺達』の中で一番の出来そこない。父さんや兄さんたちは俺のことを全部は知らなくて、記憶するという能力、或いは忘れることができないという欠陥について理解しているのはシュア兄だけ。だからそう認識させるのはきっととても容易で、そもそも三つめは嘘ですらないただの真実だ。俺がこっちに残るのは俺のためで何よりシュア兄のため。大丈夫、全部分かってるよ。さっきよりも少しだけ大きく頷くと、走るのをやめたシュア兄が俺の頭を撫でてくれた。
　マリーが俺を見上げている。マリーはシュア兄にとって大切だから、絶対に大丈夫だ。ほんの少しの羨ましさが妬ましさに変わることはないんだろう。マリーはたくさんの『気持ち』の恩人で、血ではない繋がりをもった妹。と、シュア兄が一瞬目を細める。
「ここまでご苦労さま。でも、もういいよ。君はやっぱりどうしようもない出来そこないだし、要らないから。」
　俺を守るための言葉。マリーが小さくまたね、と手を振った。俺も、それに応えてまた、と返す。俺の声は風にかき消されてしまっただろうけれど、マリーはうんと頷き笑った。
「バイバイ」
　俺に向かってそう言ったシュアさんの方を見上げた時には、もう二人とも走りだしていて。
 
　追いついてきた彼らに捕縛されながら、その背中が見えなくなるまで見つめていた。

女装イル














ヤエイさん














現在＆5年後ロランとエル














ガンベッタ。インディジョーンズ的な。














号泣イル。さがみちゃんが死んじゃったら、なIF。














こどもの日ということでツイッタで子供時代見たい人ってタグでリプをいただいた子たち。
あおくも、ハーディ、ヒューガ、テオ。












見て下さった方、ありがとうございました！

・4月6日
胡蝶様がどうしてわざわざ自分たちの隣に降りて来るのか分からなかった。綺麗な格好をしていればいい筈の胡蝶さんが、何故自分達農民と一緒に汗を流して汚れているのか。……でも、どれだけ泥だらけになっても、慣れない畑仕事でマメを潰して血を流しても、恒月にとって胡蝶さんは綺麗だったんだ。

イルはふざけてもうだめとか倒れそうとか言うけど、本当に身体が弱いことはそんなに知られていない気がする。彼を知ろうとする人は少ないし、普段からうるさすぎてそんな印象もない。奴の「みえっぱり」は女顔と病弱を「指摘させない、知られない」あたりに発揮されるらしい。


・4月10日
「シュア兄は、俺たちの神様だから」（ルミ）
「……ジンさんは、全部、だよ……」（フィズ）
ルミが考えて考えて搾り出す言葉は、フィズが何も考えず感じて出した言葉と似ている気がした。


・4月13日
空から突然降って来た騒音。気付けば隊は大混乱に陥っていた。と、一つの影が激しく咳き込むのが見える。――畏れることなどない。号令をかけ、その首を胴体から切り離そうとしたその時、「あっは、残念！　それはパトリシア16世や」意識が、途切れた。（モブ敵とイル）

イルの身代りは、ぬいぐるみを核に魔力で自分の幻影を見せるとかそんな感じだという妄想。病気を匂わせるようなことを身代わりでやるから、本当に体が弱いこととかも全部冗談に紛れるんだと思う。イルはふざけ過ぎてて「本当」が凄く見え辛いといい。

・4月15日
無性に隙間風が気になることがあるんだ。凍えやしないってのはわかってるんだけど、なんか厭な感じの隙間風。普段は柔らかい肌に埋もれてやり過ごすのを、たまに自分を放り投げて笑い飛ばしてみたくなる。……そんな時だっただけだよ（秋）

・4月20日
楽しむなんて簡単なことですやん。わざわざ難しい顔して暗いこと考えるなんて、わてにはその方が不思議でならへんことですわ。何をどうしてようがなるようにしかならへんのやし、それやったら楽しゅうて好きなことだけやる方がええですやろ？（イル。結構刹那主義。）

例えばマリンさんが重い病にかかってもう長くないと宣告されたらロランはどうかなと考えたんだが、ほとんどショックを受けずに「そうデスか」って言うんだ。「その時には、ちゃんと連れて逝ってくだサイね」って。彼にとっては、一緒にいる方法が変わるだけのことだった。

・4月21日
オレは胡蝶さんが好きです。だからジンさんが好きです。だからいなくならないでください。『あなた』がいなくなるなら、オレもまた『ただのフィズ』になる。（近い未来の恒月）

・4月23日
目を開く。つまり閉じとった。あぁ、意識落ちとったんやな。今日は調子悪いわとは思うとったけど、これは勘弁したってください、ホンマ。さがみちゃんに掴まりながら起きて、誰もおらんかったやろなと周囲を見渡す。貧弱で病弱な美青年は、ネタやからおもろいんや。（イル）

・4月24日
エウﾞァさんが誰かに「悪魔」と言われイルが「なんちゅーこと言いますのん！？」と言い調子乗った相手が更に何か言う前に「それ最後の封印やったのに！！」とか言い出してエウﾞァさんが片目を押さえて「ようやく解放された……！！」っていう遊びを思いついたがなんか違う

・4月26日
なにやっとるん、さがみちゃん。か弱いんやから無茶したらあかんていつもゆーとりますやろ？ またぎょーさん美味いお菓子買うたるから。さがみちゃん。「わてを庇うなんて、頼んでへんですよ？　あほちゃいますの？」笑ったつもりで漏れ出た嗚咽。……だれか、たすけて。