絡み欄更新しました！

・神里さん宅ディーテちゃんとトニック
・神里さん宅ポーラちゃんとボレロ
・神里さん宅ボルカロナさんとコハク
・ゆさん宅アーデルハイトちゃんとガンベッタ
・ゆさん宅リビティナさんとイルデフォンソ
・ゆさん宅リビティナさんとガンベッタ
・鉱さん宅テキーラさんとウィル
・鉱さん宅ディアさんとミュゼット
・鉱さん宅シュアさんとコハク
・瑠璃色さん宅アルテミリオさんとミュゼット
・日月さん宅ルッツさんとイルデフォンソ

書き忘れていてありずいぶん遅くなってしまったものもあるような。
親御様はお時間ある時に確認してくださるとても嬉しいです。
あと書き忘れてることがあればつっついてやってくださいませ。


んで、追記からゆさん宅のついったまとめに滾ってニルヴァーナさんをお借りした弟→姉SSと、
神里さん宅ボルカロさん、ちょっとだけきいさん宅アレスさん、きりん。さん宅ダス君をお借りしたコハクＳＳ。

【シャンティ→ニルヴァーナさん】


姉上に近づく男には二通りいた。


一つは、姉上の家柄に惹かれる者。
歴史ある俺たちの一族の肩書きを欲する者は多い。

もう一つは、姉上の容姿に惹かれる者。
姉上は綺麗だ。その外見に魅入られ、下種な下心を持つ者もやはり多い。

そしてそのどちらもが、戦場で舞う姉上を見て恐れおののく。
姉上のことを何も知らずに言い寄る彼らには、姉上を受け入れる器なんてない。
だから俺は安心して、姉上に彼らはふさわしくないと断じることができた。

なのに。


「返り血に塗れて紅く輝く薔薇こそが彼女の本質…美しい、ね」


姉上を本当に理解し、その上で愛する者が現れた時。

俺は。

（――やめてくれ）

俺は、幸せを、

（俺から姉上を、奪わないで）

姉上の幸せを、願えなかった。



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姉上の婚約者モブさんの登場で、シャンはようやく自覚する。







【コハク（とボルカロさん）】

久々の蛮族討伐任務。

成功するにしろ失敗するにしろ、エライ奴らにゃ都合が良い。
そしてンなことには関係なく、オレらがやることは邪魔な奴らをぶちのめすだけ。

だが。

「ほ、炎の羽……奴だ、ボルカロがいるぞ！！！！」

奴がいるのなら、事情はちったぁ変わってくる。
ぶちのめすなんて生易しい事態にゃならねェ、命張った「戦い」ができる。

「おい、アレス」

「分かっているよ……ここは任せて行ってくるがいい」

口の端が自然につり上がるのを自覚しながら駆けだす。

「え、わわっ、待ってくださいだんちょおおぉぉ！！！」

響く声を無視して、オレはただ化け物の前に立つ。