・4月30日
ルミは嘘つきで息をするように気持ちも出来事も作れるし、なかったことにもできる。すごく頭がいいから「こうするべきだ」がよく見えていて、同時に「自分が何をしたいか」も考えている。でも逆に頭を休めることがあまり上手じゃなくて気付いたら心が疲れていたりしそう。
まれて憎まれてでもだからこそ愛されている、ああ愛してるよ可愛いかわいい俺の――。(ホロ原案)
・5月1日
イル「アンコール!」
エヴァさん「アンコーーールwwww」
イル&エヴァさん「「そのまま養分だけよこせwwwwwww」」
・5月2日
「俺を憎んで恨んでソレで埋まった頭ン中が愛おしいんだ。足掻けよ、その手が俺に届こうが届くまいが変わらず愛してやるから」
「うっせえくたばれテメーで埋め尽くされるなんて屈辱だ」(ホロテキ原案)
・5月9日
可愛い愛しい欲しいぐちゃぐちゃに傷つけたい壊したい壊れないで殺したい殺されてみたい憎しみさえ愛しいすべてを奪いたいねえだからほら殺しあおうぜ?(ホロテキ)
・5月11日
お慕いしております、と、たった一言。はしたないと思われてしまうかも。迷惑だと思われてしまったら? わたくしの勝手な都合で伝えずにいれば、手は届かずともお傍にいられますものね。……自分がこんなに意気地なしだなんて思いませんでしたわ。(シャーリ→アキロさん)
・5月26日
脳内でホロが「テキーラの血に溺れる夢を見たよ」とかうっとりしてて気持ち悪い
・5月28日
ローエンハイム家は名門であるだけに敵も多い。その理由は彼らが私利私欲に走るため、ではなく、嫉妬や妬みといったものが大半を占めている。そのなんと嘆かわしいことか。自らを貶めようとするその者たちにさえ、隔てなく救いの手を差し伸べる人々だというのに(ガツェレ)
そういや面倒でガツェレ27歳以下のことをあんまり書いてなかったけど、彼は奴隷階級(貴族感の違法賭博に使われる剣奴)→主人の娘と恋→かけ落ちしようとして失敗→ぼこられ放置され娘もどうやらどっかに嫁ぐっぽいちょっともう死にたい、という経緯を経ていたりする。
・5月29日
お前の腕、いや指一本でもちぎって帰ろうか。それはとても甘美な誘惑だ。だが持ち帰ったそれはお前じゃねえし、俺は完全な形のお前と殺(あい)しあいたいのだから、実行はできねえ。その結論に、勿体ないような安心したような、そんな感情を抱くんだ。(ホロ→テキ)
・6月5日
イルはなんだかんだであんま人が好きじゃない、というか苦手。怖くはないけど突き放されるもんだと思ってるから期待しない。自分から構いに行くのは好きでも構われるのとか上っ面の(自分にとって)楽しい話以外は方法を知らない。
・6月8日
肌寒さを誤魔化すために放り投げたつもりで、どうしてこんなに温かいのか。壊れモノを扱うように触れるのか。いいゆめをみるには、ちょっとばっかこの現実は辛辣なのに。(秋)
「執事の身から申し上げるのでしたら、自らの身を危険に投じるような真似はなさらないでいただきたい。けれど、クロムウェル様に仕える者として申し上げるのならば――止めても無駄なのでしょう、お進みください。きっと私が、どのような危険からもお守りいたします。」(ガツェレ)
金銀財宝に興味がないってわけじゃないけど、それはあとからついて来るもんでさ。俺の一生なんて、未知への探求心なんてかっこいい言葉で表すことが出来る単なるガキっぽい好奇心に振り回されて終わるんだ。ロマンチックだろ? だから、他にはいらねえんだ。(ガンベッタ)
・6月17日
ホロの装飾はほとんど全部一族の人達の形見。だからといって物凄く大事にしてるわけではないけれど。どうでもいいとまではいかないけど、なんとなくいられるところまで連れ歩いてやるつもり
「勝手に死ぬなんて酷いだろ? お前を殺すのはお前を愛している俺だよ」って言って本当に幸せそうな笑顔で殺すんだ、そうしてそれが彼の思惑通りだと知ってやっぱり嬉しくて笑う。ホロの病気は悪化するばかり。
・6月20日
俺が知ってる「母さん」は断片的で優しいぬくもりとかすかに聞こえた声のカケラ。すべてが刻み込まれはじめてからほんの少し薄れたけれど、それでも、俺はあのひとを忘れない。(ルミエールは胎内の記憶がうっすらある人)
・6月24日
殺したい殺されたいだけど死んでほしくないし死にたくもないんだ、だって終わっちまうだろう? 「なあ、お前死んだあと復活したりしねぇの?」「お前は今死ね安心しろ復活なんざさせねえ」「うわあ熱烈だな」「死ね」(ホロテキ監禁中?)
・6月26日
いい夢を見せてくれるのはいいけど、きみは時々、痛そうだよね。まあ、なんにしたって不毛なのは今更か。(秋組)
どうかどうか、幸せになってください。そう願っていたはずなのに、どんどん欲深くなっていくのです。あなたの傍に居続けたいと。笑いかけてほしいと。こんな貪欲なわたくしに、バチが当たるのはいつなのでしょうか。(シャーリ→アキロさん)
部下を大切になど、出来る筈がなかった。何かあれば見捨てる者たち。それどころか、功績を残し死を迎えてくれるのが最良である者たち。醜い己を嘲笑おうが、他者から蔑まれようが、それしか出来ないのならば。だが、今、そのようなことをせずともよいのなら。(ハーディ)
・6月27日
「あのさあ」「んー?」「幸せな夢見てそのまま本当の夢の世界へふわふわ行けたらいいと思わない?」「つまり?」「眠い」「ちょっ!」「もう無理眠い寝るおやすみ、わるいゆめみたくないからはやくどっかいって」「あああもうちょっと待って今出るからあと一分!」(秋組)
・6月29日
陰兎の立場って実はすげー微妙。何をやっても許されるのは、絶対的に強いから。だから解体できない。させられないし、なくなるのが惜しい。 ……つまり、陰兎は最強でなければならない。最強でない陰兎に必要性はなく、貴族たちにとって邪魔なだけなのだから。
だから、本当にコハクは最強でありつづけなければならないわけで。最強で最凶の荒くれ者どもを、切れすぎる刃を、押さえ付ける術であり暴れさせる鞭でなければならない。そうしてあいつは強くある。弱ることなんてない。それがコハクがコハクであるということ。
ウィルは見習いの実践として戦場に出て、敵を殺せなかった。シャレオさんがウィルの手ごと剣を握ってとどめを刺させる。肉の感触、命が消えるとき、忘れない。その夜は涙流しながら吐いて、でも様子見に来たシャレオさんに向かって、やれます。やりますって言うんだと思う。
あおくもさんことウトルメールは、旦那さんと騎士団で知り合った。彼は、茶目っけがあり優しい人だった。騎士として動く傍らで結婚し子供を産み、育て、この時代としてはとても幸せに暮らしていた。それが崩れたのは20年前の大きな戦争。旦那さんが命を落とした。
激しい戦闘の中で隊列が崩れた時。旦那さんは一人果敢に前へ出た。アイコンタクトに、その意図に気付いたのは20年以上夫婦として連れ添ってきたウトルメールだけ。咄嗟に動くことが出来たのは、彼の妻だけ。彼が敵の注意を引き攻撃を受けている間に、催眠の魔法を放った。
結果として、そのお陰で隊は持ち直し、無事に帰還することができた。――ウトルメールの旦那を除いて。彼はとても立派な騎士だった。功績は称えられ、賞与が与えられた。彼の妻は、誇らしいと笑っていた。彼の妻であることを幸せに思うと、笑っていた。